◆『エグジットサーベイ』とは…
退職手続きの終了後に、企業人事部などにより行われるアンケートの事です。欧米では一般化されており、システムを活用したデータ集積も増えております。
退職者へのアンケートが重要視される理由は、離職に至った貴重な “動機” を「聞かれなかった」「言うタイミングがなかった」という理由で、取りこぼす事を防ぐ事が可能なためです。
システム移行が増えている理由は、定量分析が可能となり、第三者の体でホンネを引き出し易い為です。
上の画像は、一般的なタレントマネジメントシステムの機能で、離職傾向を把握しようとした際の、分析例です。
縦軸に「在職年数」、横軸に「月間残業時間」を設定し、在職者と退職者情報を入れていれてみると、在職年数が若く、残業時間が多い人ほど、離職しやすいという【仮定】を立てることができます。
定量分析では、平均値である “赤線” に近付ける事が『離職率改善』の指標となりますが、この場合3つの懸念が生じます。
① 在職年数と残業時間が離職に影響するという “仮説” は正確であるか?
② 上記 “仮説” が正しい場合、離職者には2軸以外の特殊要因は存在しないか?
③ 特殊要因と “仮説” の相関性はどの程度あるか?
特殊要因の例として、退職者だけに共通する「業務内容や職場環境」などが想定されますが、これらを検証する為に、仮説や特殊要因を検証できる【定性的なアプローチ】が重要となります。
この定性的なアプローチを簡易的に行う事ができる施策がアンケート形式の『エグジットサーベイ』です。
より詳細な原因と “ホンネ” を把握するための『エグジットインタビュー』という施策も重要となってきます。
いっとは、第三者の専門家がお客様に代わって、従業員の “4つのホンネ” をヒアリングするサービスを提供しています。
ぜひ、離職に繋がる原因を把握して職場環境を見直したいと考えている方は『いっと』をご利用くださいませ。